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2011年9月

稲 恭宏博士の特別教育講演「低レベル放射能の科学的理解」に参加

2011年9月 8日更新
世界で初めて低線量率放射線医科学および低線量率放射線療法を発見確立された東京大学の稲 恭宏 医学博士(病因・病理学/免疫学)より、低レベル放射線・放射能の正しい理解を深めるための特別教育講演をしていただきました。

「自然界レベルの放射線・放射能も絶対悪である」

とする、ICRP(国際放射線防護委員会-国際学術組織)の半世紀変わらなかった非科学的基準は、
「世界の自然放射線の範囲内(福島原発事故後の福島県のレベル)の低線量率放射線・低レベル放射能」と
「原子爆弾による極めて強い(超高線量率の)放射線・超高レベル放射能」を
結び付けてしまったもので、如何なるレベルの放射線・放射能であれ、危険視すべしという考え方を、今回の福島原発事故が起こるまで、世界中で引きずってきてしまいました。

しかし、がんの治療に用いられている「高線量率 高線量 放射線」を除けば、体外からの外部被曝および体内に取り込んだ放射性物質による内部被曝とも、医療に用いられる程度の放射線被曝が有害であるという証拠は全くありませんし、それより1億分の1から100万分の1低いレベルにある福島原発事故後の福島県は、全く人体への害を心配するレベルではありません。宇都宮市や栃木県は、もう数か月前から福島原発事故以前の通常の自然放射線・放射能レベルに戻っていますので、言うまでもなく何の問題もありません。

がんなどの病気の発見のために行う医療分野での事例ですが、胸部レントゲン撮影で使われるエックス線は1枚の撮影で50マイクロシーベルト(マイクロシーベルトとは、100万分の1シーベルト)前後、胃のエックス線検査では1回当り約4ミリシーベルト(ミリシーベルトとは、1,000分の1シーベルト)、CT検査では1回で7~30ミリシーベルトのエックス線、PET検査では1回で2~3ミリシーベルト(外部被曝と内部被曝を合せた自然放射線の世界平均である 年間 2.4ミリシーベルト と同程度)のガンマ線の全身内部被曝、国際宇宙ステーション(ISS)では、何日もの間、宇宙飛行士の人たちは、地上の約300倍の放射線を浴び続けています。それでも、人体への悪影響は何もなく、無重力による筋骨格系の機能低下を除けば、健康状態や医学データは、宇宙へ飛び立つ前よりも全指標で改善されていることが、NASA(アメリカ航空宇宙局)をはじめとする国際共同研究チームによって公表されています。

福島原発事故後の福島県のように、事故以前の数倍から数十倍の放射線・放射能のレベルでは、何も心配する必要はありません。

放射能事故とは関係のない通常の生活で、細胞1個当り、毎日7万~100万箇所の遺伝子の傷ができていますが、人体には優れた遺伝子修復機能、免疫機能、生理機能、代謝機能などがあって、これらの傷をほとんどすべて修復しており、もしこれを掻い潜った細胞があっても、アポトーシス(細胞の自爆死)や強力な免疫システムなどによって、これらの細胞はがんになる前に退治されています。

100ミリシーベルトを1秒以内に全線量浴びたとしても細胞1個当り僅か200箇所くらいの傷しかできません。すなわち、1時間に数マイクロシーベルトから数十マイクロシーベルト程度では、全く遺伝子の傷は考えなくて大丈夫だということです。遺伝子に傷もできないのですから、発がんに結び付くわけがないのです。また、今回の福島原発事故の場合、体内に蓄積されるほどの放射性物質の飛散量は報告されていません。もし、呼吸や飲食などで体内に放射性物質が入ったとしても、十分、体の代謝機能などの方が上回るので、体内に放射性物質は蓄積されないと考えられます。すでに皆さんも各報道でご承知の通り、福島県の方々の全身医学データ、血液データ、子供たちの甲状腺機能指標などには、放射線による害は何も起きておらず、生活不安や家族・友達などと離ればなれになったストレスや、食生活の乱れによる栄養バランスの崩れ・運動量や活動量の不足による体調不良などが報告されています。

ICRPが半世紀前から提言してきた、科学的事実に基づくものではなく、あくまで自然界レベルの放射線・放射能でもゼロに限りなく近付けるという究極の放射線防護の考え方による放射線・放射能の許容範囲は、1946年のノーベル生理学医学賞受賞者であるアメリカのハーマン・J.・マラー博士が1920年代に行った「ショウジョウバエのオスの遺伝子修復能を失った後の成熟精子」に対する「超高線量率(放射線の強さが福島原発事故後の福島県の約1,000万倍~1億倍)のエックス線照射」の研究での染色体異常の出現報告や、1945年8月の広島と長崎への原爆投下によって生まれた、放射線はすべて怖い危険なものであるという心情的固定概念から作られてしまったものなのです。

細胞分裂もしない、したがって、発がんも絶対にすることがない(絶対がんにならない)、ショウジョウバエのオスの遺伝子修復能を失った後の成熟精子細胞のデータが元になって、放射線はゼロから少しでも出たらすべて害である、発がんなどの害のみが放射線の照射線量に比例して増える、という現代の放射線医学からすれば完全に間違えているICRP基準が残存していただけなのです。同じショウジョウバエでも、未熟な精子細胞にも体細胞にも遺伝子修復能はあり、人間を含むその他の動物にも遺伝子を修復する機能が備わっているのです。

地球には太古から常時、大地から宇宙から全地球上で自然放射線があまねく降り注いでおり、その「放射線の線量率(放射線の強さ)」には世界中で数千倍の幅があります。

福島原発事故後、「自然界には存在しない放射性物質が放出されました」などと科学的事実ではない恐怖心を煽る間違えた報道がありましたが、ストロンチウム90、ヨウ素131、セシウム134、セシウム137、プルトニウム239などの福島原発から放出された放射性物質も、すべて自然界に元々存在している物質です。また、「累積で100ミリシーベルトの被曝をすると、20年以内にがんになる可能性が0.5%程度増える可能性がある」という報道も、科学的には、この100ミリシーベルトの全線量を1秒以内に全身被曝してしまった場合と考えられますが、この程度の被曝では、実際に病態としてのがんになる可能性はほとんどありません。

同様に、「生涯累積で4シーベルトの被曝で半数の人が、生涯累積で7シーベルトの被曝で全員が、数週間以内に死亡」という報道も、科学的には、この4シーベルトまたは7シーベルトの全線量を5分以内に全身被曝してしまった場合の話です。

私たち人間は、原発事故とは関係なく、食物の中に含まれる放射性カリウム40などの天然の放射性物質を体内に摂取し続けながら生きています。人体は、母体の中で発生間もない胎児から超高齢者まで、体の大きさに応じて、自然放射能を数百ベクレルから数千ベクレル(体の大きな人では1万ベクレル近く)持っています。微生物から哺乳類まで、自然放射線を遮断したり、体内への放射性物質の取り込みをなくしてしまったり、放射性物質の体内の蓄えをなくしてしまったりすると、体の正常な機能が維持できなくなって死んでしまうのです。人間でも同様の状態になってしまうと考えられています。

海洋国家である日本の人々は、内陸国ロシア(旧ソ連)の人たちとは食生活がかなり異なり、お母さんのお腹の中にいる時から、お母さんからの血液などを介して、海産物(特にワカメやヒジキなどの海藻類)からのヨウ素(ヨード)を十分に摂っているので、甲状腺に放射性ヨウ素は吸収されにくくなっています。ヨウ素の摂取が少ないと体内の甲状腺ホルモンが低下しますが、この場合は体調が悪くなるのがよくわかります。医療の発達した日本では、大抵の人は医療機関を受診しますので、早期に安定型ヨウ素剤の投薬を受け、甲状腺と甲状腺ホルモンの状態を元の正常なレベルに戻しています。

日本人の場合、逆に、甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)や甲状腺がんの治療で、放射性ヨウ素を甲状腺に取り込みたい時には、食事制限をして甲状腺の放射性でない安定型ヨウ素を減らさなくてはならないくらいです。したがって、今回の福島原発事故による放射線・放射能のレベルは自然界の範囲内であることと相俟って、予想通り、小児甲状腺がんも、その兆候も全く認められていないということです。

稲博士の解説によると、自然放射線の世界平均(外部被曝のみで:毎時 0.14マイクロシーベルト、外部被曝と内部被曝を合せて:毎時 0.28マイクロシーベルト)の数倍から数十倍くらいの「低線量率放射線と低レベル放射能の効果」で福島県の人たちの健康状態はプラスに動いており、かえって放射線の悪影響を心配し過ぎて、食物の摂取や運動・活動量などが不十分となり、生活不安や家族・友人などとの別れなどによるストレスによって心身障害で苦しんでいることが心配だそうです。このくらいの「低線量率放射線・低レベル放射能」は、米、小麦、野菜、果物、魚介類、鶏、卵、豚、牛、牛乳などのすべての農水産物、酪農畜産物にも森の木々や花々にも良く、とても美味しい最高品質のものになったり、大変元気で美しい長寿命の木々や花々になったりするそうです。確かに今年の福島の桃や梨は例年にない甘さですし、福島産のお米も例年にない豊作で味もすごく良いという評価を得ています。

ガンマ線やベータ線による外部被曝やラドンガスから放出されるアルファ線による内部被曝など、全身の外部被曝と内部被曝を行う天然のラジウム放射能泉が体に良いというのも、低線量率放射線・低レベル放射能の恩恵に他なりません。

稲博士によると、今問題になっている原発からの放射性物質を含んだ浄水場の上水発生土、下水処理場の汚泥、放射性がれき、放射性土壌などから出ている放射線は、人体や生物に何の悪影響もない低レベルのものであり、これらを再資源化して有効活用しない手はないそうです。さらに、福島原発敷地内の放射性がれきや放射性廃棄物などは、その放射能の強さを調整することによって、貴重な資源として再利用でき、これらの科学技術的実践を行えば、莫大な国家収入が生まれ、全世界のすべての放射性廃棄物の処理問題が解決され、地球環境の再生もできてしまうそうです。稲博士は、国や地方自治体がただ何もしないでいては、かえって日本に対する非科学的な風評被害が続くだけで、せっかくの財政急上昇のチャンスである宝の山を放置しておくようなものだとおっしゃっていました。

稲博士のお話をお聞きし、私たちうつのみや維新の会議員一同は、我らが愛する故郷・宇都宮では、ただ風評被害と増税に苦しみ続けるだけではなく、正しい低レベル放射線・放射能の知識を学び、科学的な正しい行動をすることによって、「災い転じて福と成す」の志で、大震災以前より以上に素晴らしい世界一豊かな宇都宮を実現して行きたいと決意をした次第です。


稲 恭宏 博士のプロフィールはこちら

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平成23年9月定例会一般質問

2011年9月 7日更新
平成23年9月定例会一般質問  (9月6日・7日)

報告

■主な議案
一般会計補正予算 7億7,765万3千円が可決されました。
■意見書
・電力多消費型経済からの転換を求める意見書
・地方財政の充実・強化を求める意見書
・放射性物質を含む浄水発生土及び下水汚泥の取扱いに関する意見書

以上、3件が議決されました。
※意見書は、衆参両院、国の関係機関に提出します。




<舟本 肇議員>

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一.企業誘致活動について
二.まちづくりと公共交通ネットワークの構築について
  (1)東西基幹公共交通の整備について
  (2)自転車のまちづくりについて
    (ア)「自転車のまち推進計画」の進捗状況について
    (イ)ジャパンカップ・クリテリウム開催に合わせた取組について
三.奈坪川改修と雨水排水対策について
四.災害時の情報伝達について
五.本市における橋梁の安全の確認や確保ならびに老朽化した橋梁への対応について
六.大型映像装置を活用した賑わい創出事業について
七.障害のある人への支援の充実について
八.保育所等の整備・機能拡充について
九.教育行政について
  (1)伝統文化の継承と後継者の育成について
  (2)小中一貫教育における特別な支援を必要としている児童生徒の連携について




<今井 政範議員>

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一.公共交通ネットワークについて
  (1)オープンハウス実施後の取り組みについて
  (2)ネットワークのイメージについて
  (3)料金体系について
  (4)バス乗り継ぎ検索システムについて
二.自転車のまちについて
  (1)市議員の取り組みについて
  (2)専用道路について
  (3)マナー教育について
三.中心市街地の活性化について
  (1)楽しめる空間創出について
  (2)現在・今後の取り組みについて
四.産業廃棄物処理施設設置許可について
  (1)市の責任について
  (2)調査期間の公平さについて
  (3)人事について
五.子育て支援について
六.宮っ子ステーション事業について
七.被災地域の児童生徒の受け入れについて



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